砂糖の食べ過ぎ 神経伝達に悪影響

自律神経失調症や、うつの方の多くは
食生活が甘いモノや、炭水化物が多くなりがちになる傾向があります。
やすらぎホルモンとも呼ばれる
「セロトニン」

うつの人は甘いものや炭水化物を食べ過ぎる傾向にあります。

セロトニンというホルモンは
脳内の伝達物質。

不足すると
イライラしたり、気分が落ち込んだり、脱力感、
集中力、判断力がなくなるといったことが起こります。

砂糖は、
セロトニン生成物質の吸収を促します。
ですから、気分が落ち込んだりした時、
甘いモノや炭水化物が食べたくなるのです。

しかし、
砂糖は血糖値を急激に上昇させます。
血糖値とは、
血液中にある糖分(おもにブドウ糖)の量のことですが、
食事を摂って、血糖値が上昇すると
すい臓から
インシュリンというホルモンが分泌され、
血液中のブドウ糖を細胞に取り込みます。
バランスの良い食事を摂っていると
この血糖値の上がり方はゆるやかです。
けれども、
甘いモノや炭水化物に偏った食事を摂ると
血糖値は、急激に上昇するため、
インシュリンを過剰に出し、
その反動で、血糖値を下げすぎてしまい、
砂糖を摂る前よりもさらに
低いところまで血糖値が下がり、
「低血糖」の状態になってしまい、

脳と全身の機能がうまく果たせなくなります。